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マナー先進国 [雑学]

今でこそ、ヨーロッパ人は食事のマナーにうるさいが、

彼らが食器を使いはじめたのは案外最近のことである。

キリストの最後の晩餐の時は手づかみだし、

中世の宴会でも食べ物は直接手でつかんで口に運び、残りはどんどん床に捨てていた。

それを犬がきれいに掃除(食事?)してくれたという。

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手で食べるというのは、今で考えるとインドとかアフリカの国とかいうイメージが強いが、

やはり名残というのはあるものである。

今のフランス料理など、ヨーロッパの料理にもいくつか手で食べるものがある。

手を洗うフィンガーボールの水を飲んでしまった日本人、

なんていうのはもう古い話になりつつある。

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ところで、中国や日本でハシを使いはじめたのはヨーロッパでフォークやナイフなどが

使われはじめたのよりもはるかに早い。

フランス料理のマナーにビビることなんてない。

こちらのほうがマナー先進国である。(とは言っても。)

ところで、東洋でも西洋でも、

スプーンが食器の中で一番最初に使われはじめたというのは面白い。

スタートは百年前。類人猿の時代から羊の骨で作っていたらしい。

スプーンからフォークまでがずいぶん長いのである。

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