お寺の鐘 [雑学]
今のように個人で時計を持つことがほとんど無かった江戸時代、
庶民はお寺の鐘で時刻を知っていた。
では、お寺はどうやって時刻を知っていたのだろうか。
中にはお寺に時計があるというところもあったかもしれないが、
江戸の町を例にあげると、お寺は別のところから時刻を知っていたのである。
江戸城の時計の間には、江戸初期には砂時計、
中期以降はオランダから来たゼンマイ時計があり、それが公式時計。
この時計の間の時計係が太鼓の音で時刻を知らせる。
すると、それを聞いた日本橋本石町の「町の時の鐘」の係が「カンカンカン」と鐘を鳴らす。
その鐘の音を聞いて、お寺が鐘を撞いていた。
「町の時の鐘」の音が聞こえる範囲のお寺の鐘の音を聞いて、遠くのお寺が鐘を撞く、
さらに遠くのお寺が…という具合に遠くまで伝えられていく。
だから、同じ江戸といえども、場所によってかなりの時差があったようだ。
いつも、ご覧いただきましてありがとうございます
庶民はお寺の鐘で時刻を知っていた。
では、お寺はどうやって時刻を知っていたのだろうか。
中にはお寺に時計があるというところもあったかもしれないが、
江戸の町を例にあげると、お寺は別のところから時刻を知っていたのである。
江戸城の時計の間には、江戸初期には砂時計、
中期以降はオランダから来たゼンマイ時計があり、それが公式時計。
この時計の間の時計係が太鼓の音で時刻を知らせる。
すると、それを聞いた日本橋本石町の「町の時の鐘」の係が「カンカンカン」と鐘を鳴らす。
その鐘の音を聞いて、お寺が鐘を撞いていた。
「町の時の鐘」の音が聞こえる範囲のお寺の鐘の音を聞いて、遠くのお寺が鐘を撞く、
さらに遠くのお寺が…という具合に遠くまで伝えられていく。
だから、同じ江戸といえども、場所によってかなりの時差があったようだ。
いつも、ご覧いただきましてありがとうございます