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お寺の鐘 [雑学]

今のように個人で時計を持つことがほとんど無かった江戸時代、

庶民はお寺の鐘で時刻を知っていた。

では、お寺はどうやって時刻を知っていたのだろうか。

中にはお寺に時計があるというところもあったかもしれないが、

江戸の町を例にあげると、お寺は別のところから時刻を知っていたのである。

江戸城の時計の間には、江戸初期には砂時計、

中期以降はオランダから来たゼンマイ時計があり、それが公式時計。

この時計の間の時計係が太鼓の音で時刻を知らせる。

すると、それを聞いた日本橋本石町の「町の時の鐘」の係が「カンカンカン」と鐘を鳴らす。

その鐘の音を聞いて、お寺が鐘を撞いていた。

81.jpg

「町の時の鐘」の音が聞こえる範囲のお寺の鐘の音を聞いて、遠くのお寺が鐘を撞く、

さらに遠くのお寺が…という具合に遠くまで伝えられていく。

だから、同じ江戸といえども、場所によってかなりの時差があったようだ。

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コメント 3

馬爺

おはようございます。
今朝は雨風が酷いですね、寺の鐘は我が町内では朝の6時と夕方にかならず付きますきますね、やはりお寺の鐘の音は風情がありますね。


by 馬爺 (2015-12-11 09:57) 

繭

時差なんて気にしないんですね(笑)。
時間なんて秒刻みじゃなく、だいたいで良いんです、多分(笑)。
そういう方がゆったりと生活できそうです。。
by 繭 (2015-12-11 11:01) 

旅爺さん

寺の鐘だと5分位ずれても気にならないですね。
by 旅爺さん (2015-12-11 11:05) 

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