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ミノムシのまさか [雑学]


都会では最近あまり見ることの無くなったミノムシ(蓑虫)。

ミノガという蛾の幼虫で、風に吹かれて木や枝を移動し、

糸を出して葉や枝で適当な大きさのミノを作りその中で生活、

サナギから成虫へと変化する。

ところが実は羽化してミノから出て行くのはオスだけ。

メスは成虫になっても羽根や足が無く一生をミノの中で過ごす。

ミノの下の方からフェロモンを出してオスを引き寄せて交尾、

ミノの中で数百~数千個の卵を産み、外に出てエサを食べることもなく、

卵が孵化する頃には死んでしまう。

13.jpg

オスはオスでまた楽ではない。

羽化してミノから出るものの、

(メスも含め)成虫には口が無いためにエサを食べられない。

メスのフェロモンに引き寄せられて交尾をした後、やはり死んでしまう。

ミノムシは子孫を残すためだけに成虫になるというわけである。

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