ミノムシのまさか [雑学]
都会では最近あまり見ることの無くなったミノムシ(蓑虫)。
ミノガという蛾の幼虫で、風に吹かれて木や枝を移動し、
糸を出して葉や枝で適当な大きさのミノを作りその中で生活、
サナギから成虫へと変化する。
ところが実は羽化してミノから出て行くのはオスだけ。
メスは成虫になっても羽根や足が無く一生をミノの中で過ごす。
ミノの下の方からフェロモンを出してオスを引き寄せて交尾、
ミノの中で数百~数千個の卵を産み、外に出てエサを食べることもなく、
卵が孵化する頃には死んでしまう。
オスはオスでまた楽ではない。
羽化してミノから出るものの、
(メスも含め)成虫には口が無いためにエサを食べられない。
メスのフェロモンに引き寄せられて交尾をした後、やはり死んでしまう。
ミノムシは子孫を残すためだけに成虫になるというわけである。
いつも、ご覧いただきましてありがとうございます
2015-09-14 00:00
nice!(123)
コメント(4)
トラックバック(0)
そういえば、ずっとミノムシを見ていません。
小学校時代(何年前でしょう^^;)に
色紙でカラフルなミノを作らせる授業もありました。^^
by rappi (2015-09-14 20:56)
ミノムシは
何かの幼虫が冬を越し
春になると羽化して
ガになり飛んでいくと
思っていました。
そーなんですか!
by ファルコ84 (2015-09-14 22:42)
なんという世界なのかしら、、、、
人間の世界から見てしまうと無情すぎて。
神様がいるなら、ミノムシの役割を聞いてみたくなりますね。
謎!
この世で子孫を残す生物に絶対数があるのかな〜。
やっぱり謎!
by nana_hyr (2015-09-15 01:20)
子どもの頃にミノムシをミノから出してしまった事があり、
実はかわいそうな事をしていたのですね。
by youzi (2015-09-17 06:53)