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優しいエッセイ [日々のこと]

7/23 午前中は、曇り 適当に風があり、過ごしやすく思った。

聞きなれない小鳥の声、双眼鏡を持って声を追っかける。

声は、消え、姿を見ることは出来なかった。


TVをつけると、芥川賞作家 又吉直樹さんが出ていた。

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僕の傍らに AGF Blendyがあった。

又吉直樹さんのエッセイが、ボトルの帯に印刷されていた。

「深い珈琲エッセイ」抜粋

「君と同じ味にはならない」

「好きな人ができました。鍵はポストに入れといてください。今までありがとう」

そんなメールが送られてきて、好きだった人との関係が終わったことがある。

驚きはしたが、僕達は何週間も会っていなかったので、予兆はあったのだと思う。

僕としては、今後の二人のことを考えたうえで、

経済的に将来の展望が見える地点まで一刻も早く辿り着きたくて必死だった。

それと同時に、その人に対して、

おそらくこんな日々が永遠に続いていくことになるだろうけれど、

そんな生活は不満ではないか? 

もし、つらいなら、いっそのこと自分のことなんか振って欲しいと考えていたのだと思う。

別れてから、しばらく苦しい夜が続いた。

あの人が入れてくれる珈琲はもう飲めないのか、などと普通のことを考えてしまう。

自分で珈琲を入れてみるけれど、同じ味にはならない。

あの珈琲は二度と飲むことができない。

あの一杯の珈琲の中にこそ、幸せはあったのだと思う。

優しさと人間観察力溢れる文章だ。


小学校の弁論大会の原稿を、姉が直してくれたことがある。

その時「過言ではない」と言う言葉を教わった。

午後になると、風がなくなり、いつもの暑い日になった。


いつも、ご覧いただきましてありがとうございます[わーい(嬉しい顔)]




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