宵越しのお茶 [雑学]
昔から「宵越しのお茶は飲むな」と言われる。
これは迷信ではなく宵越しのお茶はおなかを壊すため。
しかし市販のペットボトルや缶入りのお茶は何度も宵越ししているのに問題ない。
一体どう違うというのか。
そもそも宵越しのお茶がダメなのは、
長時間放置しておくと茶葉に含まれるタンパク質が腐敗するのと、
タンニンが出すぎることが原因。
タンニンは消化不良を招いたり、酸化されて胃腸を強く刺激する物質になる。
特に茶葉と残りの湯を入れっぱなしの急須はこれらの危険性が高い。
ペットボトルや缶入りのお茶は、
あらかじめ殺菌処理してさらに窒素ガスを封入することで腐敗や酸化を防いでいる。
ただし一旦開封したり口をつけたりすると
長時間放置で同じようにおなかを壊す可能性が出てくる。
ちなみに「宵越しのお茶」にはもう1つ「寝る前にお茶を飲むな」
という意味で使われることもある。
これは寝付きが悪くなったり胃がもたれるため。
いつも、ご覧いただきましてありがとうございます