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タイヤのヒゲ [雑学]

自動車でも自転車でも、新品タイヤの表面には細いヒゲ状のゴムが付いている。

必要なものなら取ってはいけないが、走っていればそのうち無くなる。

不要なものなら何故残しているのか、という疑問も出てくる。

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結論から言えば、走行には不要なもの。

タイヤは型に材料を流し込んで作るが、そのまま固めると空気が残ってしまう。

圧力を加えて中の空気を追い出すために型には多くの穴があり、

そこに入り込んだゴムがヒゲの正体。

「スピュー」と呼ばれるこのヒゲは型が複雑なほど多くなる。

スピューは本体を傷付けずにキレイに取るのが難しくコストが高くなる。

走行には特に支障なく、そのうち取れるのでそのままにしてある。

ちなみに高級タイヤではスピューの出来ない型を使ったり、

スピューをキレイに取ったものもある。

また、モーターショー等の展示用には見栄えがいいようにあらかじめ剃り落としている。

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