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調べてみました-33 薬石? [雑学]

 いきなりですが・・・・・

薬石効なく

「薬石効なく──」といえば、いろいろと治療を尽くしてみたが、その効果なく...という事。

この「薬石」ですが、「薬」は説明の必要はないとして「石」というのはちょっとピンときませんね。

石を使った治療法でも昔はあったのでしょうか。

これは実は、鍼(はり)、鍼灸(しんきゅう)の鍼のことなのです。

漢方医学では鍼の歴史は大変古く、紀元前三世紀頃には中国で病気治療に使われていました。

最近では、あんま・接骨などと並んで、有名な治療法のひとつになっていますね。

(特に年配の方ですが、最近では若者もやるとか。)

話を元に戻して、なぜ鍼が石に結びつくのか、ということですが、

今でこそ金属の金鍼や銀針を使うのが普通ですが、

最初の頃は石を鋭く尖らせた石鍼が使用されていました。

そこで「薬石」といえば薬や鍼、治療法の総称となり、「あらゆる治療法を試みてみたが...」

という意味になります。

ご存じでしたか?

また、ひとつ「おりこう」になりましたね。

image.jpeg

いつも、ご覧頂きましてありがとうございました。 [わーい(嬉しい顔)]
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斗夢

石、いかに細くしたとしても限度があり痛かったでしようね!
by 斗夢 (2011-06-18 12:06) 

ナツパパ

なるほど、これは勉強になりました。
肩凝りなどのとき鍼を打って貰いますが、石の鍼は痛そう。
ちょっと引いてしまうなあ。
by ナツパパ (2011-06-18 16:19) 

punchiti

懐石の石といい、結構昔は石が活躍していたのでしょうね。

by punchiti (2011-06-18 16:22) 

ぴーすけ君

ご訪問ありがとうございます。
by ぴーすけ君 (2011-06-18 19:58) 

たもちゃん

こんばんは。
いい勉強をさせていただきました。
中国針のあの長さにはビックリさせられます。
よくあの長い物が体に入るものだと(^ω^)
by たもちゃん (2011-06-18 21:05) 

【みなと】

こんばんは。nice!&コメントをありがとうございます。
職場のお悔やみの知らせに「薬石効なく」と書かれてきますが,
その意味が本日わかりました。
重ねて,ありがとうございます(^^)
by 【みなと】 (2011-06-18 22:40) 

jinn

そういえば、縄文時代も刃物は石か骨か角でしたから、
石の針もうなづけます。

by jinn (2011-06-18 23:43) 

華桜子

いつもご訪問ありがとうございます。
by 華桜子 (2011-06-18 23:56) 

ちゃーちゃん

そうでしたか・・・お勉強になりましたm(_ _)m
by ちゃーちゃん (2011-06-21 23:41) 

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