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セメダインは、なぜセメダイン? [雑学]

定番の接着剤「セメダイン」は「攻めていた」?思わず「ヘぇ!」と言ってしまう文房具の雑学

ダ・ヴィンチニュース 2/9(木) 6:30配信

 文房具ブームって、いつまで続くんだろう。

これだけブームだ何だといわれると、それってもはや「普通なんじゃね?」と思うのである。

しかし、日常生活でこれほど愛されるアイテムもない。

試しにAmazonでキーワード検索してみると、じつに21万件以上の商品が並んでいると分かる。

 おそらく「文房具にふれたことがない」なんて人はいないと思うが、

 
 異なるモノ同士を付ける「接着剤」。

のりや接着剤、ボンドやセメダインなど呼び方の異なる商品がお店の棚には

いくつか並んでいるが、じつはそれぞれには違いがある。

 のりは元々「米や麦などのでんぷん」を原料としたものであり、

化学的に石油などを合成した商品が多くある現在では、

何かをくっつけるモノの総称として「接着剤」という言葉が使われているという。

 では、ボンドやセメダインは何かといえば、どちらも決まったメーカーの商品名である。

木工用の接着剤を総称するイメージのあるボンドは、

家庭用や工業用の接着剤を手がけるコニシのブランド名。

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一方、セメダインも大手接着剤メーカーのセメダイン社が手がける、商品のブランド名だ。

 ちなみにこのセメダインだが、ロングセラー商品である黄色いチューブでおなじみの

「セメダインC」が比較的有名である。

ただ、ここでひとつ疑問となるのは何故「C」なのかということ。

じつはこれにも、答えがある。

 セメダインは元々、明治時代にイギリスから輸入されたイギリス製の接着剤

「メンダイン」に対抗して作られたものだった。

メンダインに負けじと対抗するという意味から「攻め」という言葉が用いられたのだが、

研究段階のA号とB号は接着力が弱くボツになってしまった。

その後、改良を重ねて1938年にようやく完成したのが、

納得の行く強度を持ったC号だったというわけだ。

 さて、モノというのは使い方さえ分かっておけば、

歴史や由来、本来の意味を知らずとも役に立つのは事実だ。

しかし、じっくり掘り下げてみると、不思議と愛着がわいてくるというのも真理ではないだろうか。

いつ役立つか分からない「セメダインC」を買いに行ってみたくなった。

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