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こんな基本、皆さんには必要ないかもしれませんが・・・・ [写真]

4. 部分的に黒い

これは、外付けフラッシュやスピードライト使用時のミスです。

フラッシュは非常に速いのでどんなシャッタースピードでも

大丈夫と思っている人は多いと思います。

ほとんどの場合それで間違いはないのですが、

1つだけ、そうでないシチュエーションがあるのはご存知でしょうか。

yjimageT64VDMH5.jpg

そのシチュエーションは、シャッタースピードが速すぎるときに発生します。

最近のカメラの仕様書には「フラッシュ同調速度」が書かれています。

これは、フラッシュ使用時のもっとも速いシャッタースピードを表すもので、

たとえばNikon D5500は1/200秒、Nikon D5は1/250秒となっています。

フラッシュ同調速度よりも速いシャッタースピードで撮ると、

部分的に黒い写真ができあがります。

この現象は、シャッターの作動原理によるものです。

シャッターは、2つの幕で構成されています。

レリーズボタンを押すと、先幕が開いて露光が開始され、

シャッタースピードの時間が過ぎると後幕が閉じるという仕組みです。

つまり、シャッタースピードが速いと、前幕が開き切る前に後幕が閉じ始め、

フラッシュがセンサー全体に届きません。

とはいえ、シャッタースピードが速いときでもフラッシュを使う方法はあります。

もっとも一般的な方法が、「ハイスピードシンクロ」と呼ばれる機能。

中級から高級のデジタル一眼レフに付いています。

付いていないカメラの場合、シャッタースピードを遅める以外の方法はありません。

いかがでしたか? 最初は混乱するかもしれませんが、

時間をかければシャッタースピードの概念が自然と身に付くはずです。

写真上達にはほかにもいろいろな要素がありますが、

何よりも大切なことは、常に自分の写真へのフィードバックを忘れないことです。

データーを確認、次の撮影につなげたいものです。

いつも、ご覧いただきましてありがとうございます[わーい(嬉しい顔)]

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