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追う茶壺 [雑学]

追う茶壺

「♪ずいずいずっころばし、ごまみそずい…」で始まる童謡、遊び歌。

単なる言葉遊びや調子の良さを狙った特に意味のない言葉もあるが、

1つ気になるのが「茶壺に追われて」という部分。

茶壺が追ってくるなんてどんな妖怪なのか、と思ってしまう。(思わない?)

これは江戸時代の御茶壺道中のことを表現している。

幕府に献上する御用茶を宇治から江戸まで運ぶ「宇治採茶使」という役職による行列のこと。

百個以上の茶壺に数百人の役人が付き、その地位は大名行列よりも上とされていた。

茶壺に追われるとは、この行列から逃げるようにして家に籠もったということ。

ちなみにその後の「トッピンシャン」は戸をピシャっと閉めること、

「抜けたらドンドコショ」は行列が通り過ぎた後にやれやれという感じ…と言われるが、

この辺りはハッキリしていない。

御茶壺道中の物々しさや威張った様子を風刺した歌という説もある。

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