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斬り捨て御免の本当のところ? [雑学]

斬り捨て御免

江戸時代の武士というと、無礼討ちで人を殺しても罪にならない

「斬り捨て御免」の特権を持っていたというイメージがある。

例えば時代劇では酔っ払った武士が町人を斬りつけても文句を言えないという具合に。

だが実際にはそれほど「斬り捨て御免」はなかったらしい。

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斬り捨て御免といえども斬った場合は役所に届ける必要があった。

そこで武士の体面を傷つけるような「無礼」が本当にあったか否か、

我慢の限度を超えていたか、武士の側に落ち度がなかったか、

武士として恥ずかしくない斬り捨てであったかどうかなど、

審議されて「御免」かどうかが決められていた。

相手が子供だったりすると武士側の我慢が足りない、となることも。

これでお構いなしの「御免」になればいいものの、

認められなければ武士の身分を剥奪、

家屋敷は没収される「改易」を命じられ、一生恥ずかしい生活を送ることになってしまう。

また刀を抜いても相手に逃げられたり、斬り損じたりしても改易や切腹となる。

抜こうにもなかなか抜けなかった…というのが本当のところだったのだ。

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コメント 3

馬爺

武士も大変だったんですね。(^_-)-☆
by 馬爺 (2016-04-29 08:44) 

icchiku

面白い話ですね。
時代劇そのまま信じてました。

by icchiku (2016-04-29 17:24) 

ねじまき鳥

なるほど。
武士も楽ではありませんね。
それで秩序が保たれていたのですね。

by ねじまき鳥 (2016-04-29 23:37) 

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