東北関東大震災の韓国中央日報社説-3 [東北関東大震災]
みたび、東北関東大震災に関する韓国中央日報の社説です。
お読みいただければ幸いです。
<東日本大地震>「日本はある」…惨事でも配慮忘れぬ文化に世界が驚いた(2)
韓国で災害報道をする時に犠牲者を取材するのは普通だ。
遺体が安置された葬儀室と病院の姿が時々刻々と現れる。
しかし日本の大地震報道で日本メディアは違った。
津波で家屋と車両が押し流される場面がテレビにしばしば映るが、
どのチャンネルでも津波に巻きこまれる人の姿は見られない。
“死んだ人もこの世に残る”という日本人特有の死生観のためだが、
泣き叫んだり、しくしく泣く姿もなかなか画面で見るのは難しい。
テレビ朝日のある関係者は、「災害予防のための目的の他には一般市民に大きな衝撃を与える場面は
最大限控えるというのが災害報道の暗黙的ルール」と話した。
11日に地震が発生した後、津波警報が解除された13日明け方まで、
すべてのテレビ番組の司会者はヘルメットをかぶっていた。
このように地震の規模や被害の規模とは異なり、日本は恐ろしいほどに冷静で落ち着いていた。
理由があった。
例えば東京副都心の新宿に位置した四谷交差点にある消防署。12階建ての建物の10階の外壁には
目立つ線が引かれている。この線は地上から高さ30メートルを知らせる表示だ。
そのそばには、「この高さは1993年の北海道南西部地震で奥尻島を襲った津波の高さ」
という説明がついている。津波というものはいつでも自分に起こりうる問題だということを認識させ、
普段の準備が必須ということを知らせるためだ。
日本人は粘り強く一貫した災害対処教育を幼稚園の時から受ける。
机の横のフックにはいつも災害に備えて頭にかぶる防災ずきんがかけられている。
地震が発生すれば「防災ずきん着用→机の下に待避→運動場に待避→秩序確保」まで目を閉じても
できるほどだ。徹底した災害予防教育は小学校入学後に初めての授業で習う「迷惑をかけるな」
という日本固有の精神価値とともに、大型災害に落ち着いて対応するようにする秘訣だ。
ここには自身に訪れた境遇を宿命として受け入れる日本人の特性も作用する。
災害にあった日本人が泣き叫ぶことがほとんどないのも、
「自分がそうした行動をすれば自分よりも大きな被害にあった人たちに迷惑になる」
という極度の配慮精神のためだ。災害現場で見た日本の姿。それは「日本はある」だった。
原典:
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=138173&servcode=A00
お読みいただければ幸いです。
<東日本大地震>「日本はある」…惨事でも配慮忘れぬ文化に世界が驚いた(2)
韓国で災害報道をする時に犠牲者を取材するのは普通だ。
遺体が安置された葬儀室と病院の姿が時々刻々と現れる。
しかし日本の大地震報道で日本メディアは違った。
津波で家屋と車両が押し流される場面がテレビにしばしば映るが、
どのチャンネルでも津波に巻きこまれる人の姿は見られない。
“死んだ人もこの世に残る”という日本人特有の死生観のためだが、
泣き叫んだり、しくしく泣く姿もなかなか画面で見るのは難しい。
テレビ朝日のある関係者は、「災害予防のための目的の他には一般市民に大きな衝撃を与える場面は
最大限控えるというのが災害報道の暗黙的ルール」と話した。
11日に地震が発生した後、津波警報が解除された13日明け方まで、
すべてのテレビ番組の司会者はヘルメットをかぶっていた。
このように地震の規模や被害の規模とは異なり、日本は恐ろしいほどに冷静で落ち着いていた。
理由があった。
例えば東京副都心の新宿に位置した四谷交差点にある消防署。12階建ての建物の10階の外壁には
目立つ線が引かれている。この線は地上から高さ30メートルを知らせる表示だ。
そのそばには、「この高さは1993年の北海道南西部地震で奥尻島を襲った津波の高さ」
という説明がついている。津波というものはいつでも自分に起こりうる問題だということを認識させ、
普段の準備が必須ということを知らせるためだ。
日本人は粘り強く一貫した災害対処教育を幼稚園の時から受ける。
机の横のフックにはいつも災害に備えて頭にかぶる防災ずきんがかけられている。
地震が発生すれば「防災ずきん着用→机の下に待避→運動場に待避→秩序確保」まで目を閉じても
できるほどだ。徹底した災害予防教育は小学校入学後に初めての授業で習う「迷惑をかけるな」
という日本固有の精神価値とともに、大型災害に落ち着いて対応するようにする秘訣だ。
ここには自身に訪れた境遇を宿命として受け入れる日本人の特性も作用する。
災害にあった日本人が泣き叫ぶことがほとんどないのも、
「自分がそうした行動をすれば自分よりも大きな被害にあった人たちに迷惑になる」
という極度の配慮精神のためだ。災害現場で見た日本の姿。それは「日本はある」だった。
原典:
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=138173&servcode=A00
2011-03-24 10:14
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コメント(14)
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褒められるのはとても嬉しいけれど、
あまり褒められすぎるとプレッシャー? ^^;
by がり (2011-03-24 11:59)
コメント有難う御座います。
国によってメディアがカメラを向けるシーンが違うんですね。
確かに、日本人は我慢強いのかも知れません。
そう思いました。
by 広島ピアノ (2011-03-24 12:14)
日本の特徴なんですね。。。普通だと思っていました。。。
by rtfk (2011-03-24 12:33)
>「自分がそうした行動をすれば自分よりも大きな被害にあった人たちに迷惑になる」
これは、日本人として誇るべきことですね。
by hirochiki (2011-03-24 12:59)
他国にいると、「人に迷惑をかけてはいけない。人の気持ちを考える。」という考え方が無い人が多い事にがっかりする事が多くそれは私が日本人だからがっかりと思うけど、他の人の目には別に普通なんだろうなと思います。でもそれが良い事として受け止められているという事は自信を持ってこの考えを貫いていいんだと思うことができました
by とる子 (2011-03-24 13:37)
非常に興味深い分析ですね。
なるほど、海外の方は、「日本人を、こんなふうに、見ているんだ」ということが、よくわかりました
by 駅員3 (2011-03-24 17:00)
毎回過去記事への訪問nice!
コメントもありがとうございますm(__)m
普段の訓練、心構えは大切ですが
慣れに流されないように注意も必要です
by nano (2011-03-24 17:09)
今の国民は、我慢してますが
戦前の日本国民だったら
いつ堪忍袋の緒が切れても
おかしくない状態だと思います。
by くまら (2011-03-24 17:45)
元気になってもらえたら、嬉しいです。
楽しくお付き合いして行きましょう。
今後とも宜しくお願いします。
by たもちゃん (2011-03-24 18:01)
地元では 防災頭巾は 座布団の代わりです。
フックにかけている地域もあるのですね。
by デルフィニウム (2011-03-24 19:47)
こんばんは。
韓国から見た日本の姿ですね。
以外に冷静に見られているような感じです。
by perseus (2011-03-24 21:15)
私のブログへお越しくださり、ありがとうございました。
「自身に訪れた境遇を宿命として受け入れる」
簡単なようで難しい「ありのままの自分」を受け入れること、
その大切さを学ばせて頂きました。
ありがとうございました。
by millet (2011-03-24 22:09)
おはようございます。まいど訪問おおきにです。
関西のスーパー、自販機からペットボトルの水が消えました。被災地や水道水が汚染された東京にすべてまわしているそうです。そんな日本を誇りに思います。
by オカジュン765 (2011-03-25 07:13)
出会いの季節っしょ♪
一人暮らしの女とかマジですぐポンポン落ちておもしれーww
お姉さん美味しかったです(^q^)
http://qbeb05x.www.sofban.info/qbeb05x/
by 春野 (2011-04-09 01:22)